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730. さようなら お義父さま(16)
前回の続きです。
 
よーやく義兄の電話も終わり、中断していた「最後の読経」もつつがなく終わりました。(住職さん、お待ちいただいて本当にごめんなさいっ!)
 
そして。お義父さんの棺が火葬炉に入るとスタッフの方が
「点火ボタンはどちらさまが押されますか?」
と聞いてこられました。
 
てっきりお義母さんが「私が押すわ!」と言い出すかと思いきや…
 
その場でダチョウ倶楽部さんのような「どーぞ、どーぞ」が始まったではありませんか!
 
その様子をみて、「お三方で押してはいかがでしょう?」と提案してくださったスタッフさん。
 
「そうね、そうしましょう」と、お義母さん・お義兄さん・おめんさんがボタンの前に集まったのはいいものの…
 
せっかく三人で集まったのに…
お義母さんひとりで、押してしもた〜っ!?
 
お義兄さんはまだ、辛うじてボタンに指が乗っておりましたが…
おめんさんは指がまったく届いておりませんでした(笑)!
 
その光景をみて、
「おめんさんって、いつも置き去りにされるナリね…」
と、別の意味で悲しみが襲ってきた お茶のこでございました…(合掌〜)
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