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729. さようなら お義父さま(15)
やっとこさ二日目・告別式にたどり着きました!
ここからはサクサク行きますので (笑)、もうしばらくお付き合いください!
 
さて。
滋賀県の葬儀ホールに着いたワタクシ達。
 
大阪に住む義父の妹さん(Kおばさん)・東京に住んでいる長男夫婦さん・そして、かず伯母さま(前回の絵日記を参照)
 
…という面々で、厳かに滞りなく告別式は進んでいき、いよいよ残すは火葬となりました
 
火葬場に着くと、お義父さんのお棺に蓋がされ、ご住職が来られました。
 
「ああ、これでお義父さんと本当に最後の別れになってしまう…」
 
涙が止まらない お茶のこ達。
 
ご住職がスイッと前に出てこられ、静まる部屋の中で
「それでは、これより最後の読経をあげさせていただきます」
 
…と言い終わるか終わらんかのタイミングで、な・な・なんとっ!!
 
厳かな空気をブチ破る、まさかの着信音〜!!
 
「このタイミングに、なんやネン!?」
「もしや、昨日の悪夢が再び…!?」
と、ビビったワタクシとおめんさん!
 
すると。
隣にいたお義兄さんが、「ちょっと貸せ!」とお義母さんのケータイを取り上げました。
 
それを見たお茶のこは、
「よかった〜!
お義母さんの手に渡ると、また住職さん無視して大声で電話しはるトコや〜。助かった〜!」
 
と、ホッと胸を撫でおろしました。
 
んが、しかし…
 
昨日の光景が、またもや目の前で繰り広げられるとは〜っ!!
 
義兄のデカい声が響くホール。合掌したまま電話が終わるのを待つ住職さん。
 
なんとも言えぬ空気の中で、前日感じた「居たたまれなさ」が、再び襲ってきたお茶のこでございました…ハイ。
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