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725. さようなら お義父さま(11)
前回の続きでございます。通夜式の途中で、けたたましく響くケータイ音!
 
鞄をまさぐり必死で探す、お義母さんとおめんさん。しばらくして…
 
「あった〜!」
おめんさんの声とともに、ようやく大音量が鳴りやみました!!
 
「ケータイ見つかったナリね〜。よかった〜!」
ようやく戻ってきた静寂に、ホッとしたお茶のこ。
 
が、しかし。次の瞬間…
 
今度は親子のいさかいが始まったで〜っ!?
 
 
岡山に住む、義母の姉・かずちゃん(通称)。
そのかずちゃんからの電話ということで、親子ふたりが
 
「なんで電話を切るの!? 掛けなおさなくちゃ!」
「式の途中だから、後で掛けなおせばいいのじゃ〜」
 
…と、揉め出したではありませんか!!
  
「頼むから、ご住職の後ろで揉めないで〜」と祈る お茶のこ。
 
すると。
「息子に言っても埒が明かない」と思ったのか、お義母さん。
 
読経中のご住職に「すみません!」と声を掛けたかと思いきや…
 
ご住職に、なんちゅーことを言うんや〜!?(驚!)
 
予期せぬ訴えに、
「いや、でも式の途中ですし…、この後お焼香をして、あと十分ほどで終わるんですが…」
とタジタジの住職さん。
 
その姿を見て、心底申し訳なくてたまらん気持ちになった お茶のこでございました…ハイ(涙)
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