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721. さようなら お義父さま(7)
自宅から必要な物を持ち、葬儀ホールへと戻ったワタクシ達。
 
スタッフの宮川さん(仮名)に「遺影用の写真」を渡すと、宮川さんは写真をじーっと見て、
 
「こちらのお写真、向かって右の肩が切れてますので、はめ込み画像で処理した方がいいですね〜」
 
と、パンフレットを持ってこられました。
 
見ると…
好きな背景と衣装を選んだら、あとは顔をポンとはめ込めばOK!
 
「顔部分さえあれば、後はCGでなんとかなる!」という素晴らしいシロモノでございます!!
 
で、宮川さんがパンフレットを広げながら
 
「お遺影の写真は、大サイズ・小サイズ用意させていただいて、お写真の加工も含めて、二万円となります
 
と言ったらば…
 
 
急にオカンのスイッチがON〜!!
「遺影代が高い」と、値切り出したで〜(笑)!
 
さっき偶然みつけた写真にも関わらず、
「おとうさんは『この写真をそのまま使ってくれ』と言ってたから、加工しなくていい!」
と嘘を並べて、遺影代のコストを安くしようとするお義母さん。
 
その姿に「関西のオバちゃん魂」を見た お茶のことおめんさんなのでした…(笑)
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