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718. さようなら お義父さま(4)
ひき続き、お義父さんの葬式ネタでございます。
 
病院を出発し、ようやく葬儀ホールへ着いたワタクシ達。
 
数名のスタッフさんが、お義父さんをお棺の中に安置している間、ワタクシ達は別室で打ち合わせをいたしました。
 
「おとうさんから『葬式は、身内で簡単にすませてほしい』と言われていたので…」
 
と義母が伝えると、宮川大輔さん似のスタッフ (今後、この方を勝手に「宮川さん」と呼ばせていただきます(笑)) が、ササッとプリントを出してきて、
 
「それでは、こちらのプランがおススメです〜」
 
と内訳を丁寧に説明してくださり、打ち合わせはトントン拍子に進んだのですが…
 
いざ「お導師(お経を読んでくださる僧侶)」を決める際、なんと…
 
 
お布施がン十万円と言われて、ビックリ〜!!
いきなり暗礁に乗り上げました〜(笑)!
 
スタッフさんの話を聞くと…
 
とある宗派では、「お布施がン十万円」とメッチャ高かったり…
 
またある宗派では「お導師には十万円でいいけど、お付きの僧の数により、お布施の額が一万円ずつアップする」…と、出たとこ勝負ならぬ「来たとこ勝負」な世界であることが判明!!
 
「もっと安い…もとい、明朗会計(?)なお寺さんは無いのかしら…」
と家族全員で悶々としていると、とあるお寺さんの名があがりました。
 
なんと!!
 
その方は、お義父さんが生前にチョコっとお世話になったことがあるうえ、「お布施は十万円でよい」とのこと!!
(↑最後の赤文字部分、特に大事です(笑)!)
 
「せっかくやし、お義父さんを知ってくださってる住職さんに、お世話になろう!! (お布施も十万円ですむし…ホッ!)」
 
満場一致でお導師が決定したらば、次は通夜と葬儀の日取りを決めるだけ!
 
すると…
なんとっ!!
お義母さんが、わずか数十秒で日取りを決めたではございませんか〜!?
 
さすがに不安になったお茶のこは、お義母さんに
「ひとまず一番遠くにいて、仕事もしてはるお義兄さん夫婦に確認した方がいいのでは…」
と言ったのですが、お義母さんの決心は固く(というか、「ホール代等を余分にかけたくない」というのが、ダダ洩れ状態でございました…(笑))
 
 
 
この時、ホール代等をケチったのがいけなかったのか…
 
「お通夜はここにいる3人で済ませて、明日の葬儀に全員揃えばいっか♪」
と家族葬をナメてかかって、全員の都合や意見をキチンと確認しなかったのがいけなかったのか…
 
この時の決断が、のちに大騒動となることに、
全く気づかなかった お茶のこ達でございました…
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