697. かーちん、再入院する(3)
なんやかんやで、よーやくかーちんの手術当日がやってきました!
 
お茶のこのウチからK大附属病院まで、自転車で20分ちょい。
ちょうど当日は天気も快晴。お茶のこはチャリンコで病院へ向かうことにいたしました。
 
で、お茶のこが家を出て、車道を走っておりますと…
 
後ろから「チャリ・チャリ・チャリ・チャリ…!」と、けたたましいベルの音が聞こえてくるではありませんか。
 
みると、自転車のオジサンが歩道を走りながら、前を歩く通行人に「どけ!」と言わんばかりに激しくベルをならしているではありませんか。
 
「あんなにベル鳴らすんやったら、車道を走ればエエのに〜」
と思いつつも、
「おじいちゃん歩道を走るの恐いし、どーしても歩道を走りたいんやろな〜」
と勝手に想像した お茶のこは、後ろの圧から逃れるため(笑)スピードをアップさせました。
 
んが、しかし。
 
必死で自転車を漕いで、「チャリチャリ攻撃」を逃れたかと思いきや…
 
ひえ〜っ!!
信号待ちで、追いつかれてしもた〜っ!!
 
「信号が青になったら、スタートダッシュで突き放すナリよ〜!」
お茶のこは、またもや必死でチャリンコを漕ぎ漕ぎ!!
 
んが、しかし!
 
なんと次の信号待ちで、またもや追いつかれたではありませんか!!
 
「よし、またスタートダッシュで突き放すナリよ!」
「…ああっ!? また信号待ちで、追いつかれた〜!?」
 
…と繰り返すこと、20分。
 
ま、まさか…
目的地が同じだったとは…ガクッ!
 
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