319. キリの良い数字って…
ウチのトイレが壊れてしまったので、業者の方に来てもらった時のことでございます。
 
「ただ今キャンペーン中なので、この値段でご奉仕しております」 と、電卓を叩きながら、金額を差ししめす業者さん。
すると。その金額を見たとたん、義母が
まだ値引きできるでしょ!? 30%引きにしてちょうだい!! いや、40%引きにしてちょうだい!! 消費税もオマケしてちょうだい!!」
…と、業者さんにガンガン迫りまくりました。
 
あまりの弾丸トーク攻撃に耐えられなくなったのでしょう。業者さんは義母に聞こえぬボリュームで 「…ああ、帰りたい」と呟きながら、金額を書き直し、「これで勘弁してください」と、震える手で見積もりを差し出しました
 
んが、しかし。恐ろしいかな、義母の口から出た言葉は…
 
「20万650円…? この端数、気に入らないわね〜。
キリよく19万円にして!」
 
その言葉に、固まった お茶のこと業者さん。多分、心の中は
「この場合、『端数』って650円と違うの!? なんで、『20万』を飛び越して『19万』になるねん!? その方がキリ悪いやろ〜!?
…と、同じことを考えていたコトでしょう…。
Copyright (C) 2003-2007 mascara-fabrica All rights reserved