121. 「Y」を、忘れないで…
家族みんなでくつろいでいると、突然、義父がケータイをいじりながら言い出しました。
 
「最近、ケータイに『SEX アイドル』の情報がバンバン来るのぅ〜」
 
「はあ〜!????? 『SEX アイドル』〜!??????
 
お茶の間に相応しいとは言いがたい、この言葉
。思わず一同、急速冷凍でございます!!
んが、しかし。ワタクシ達の様子にお構いなく、義父は
「何で『SEX アイドル』からメールが来るんやろ〜。この『SEX アイドル』って何や〜?」
と、もうエエっちゅーくらい『SEX アイドル』を連呼しまくるではありませぬか!!
 
「すみませんが、ちょいとケータイを見せてくださいまし…」
金縛りの解けぬ義母に代わり、お茶のこは、勇気を出してお義父さんのケータイをチェック。と、次の瞬間、驚愕の事実が判明したのです!! それは…
 
お義父さんっ!!
なんで『SEXY アイドル』の『Y』を、器用に抜かして読むねん〜!!
 
ちなみに、事実が判明した後も、
「あ、ホンマや。『SEX』と違ったわ〜。てっきり『SEX』やと思ってたわ〜、そやけど、これ『SEX』に見えへんか〜????」
 
…と、何発も 「お茶の間に相応しいとは思えぬ言葉」 を連発していた義父でございました…。
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