6. ケータイ機能・意味ナッシング!!
ある日の事。
出先からお義母さんが「ヒロヤくん(親戚の子)の電話番号を教えて」と、電話をかけてきました。
が、アナログ野郎のお茶のこと、ケータイを単に「電波の範囲が広いトランシーバー」としてしか使っていないお義父さん。この二人に「登録した電話番号を調べる」なんてミッション、頼む方が悪い…いや、無謀としか言いようがありませぬ。
と、その時。ピピーンとステキなひらめきが!!
そや、電話をかける時、電話番号が出てくるやん!!
「よっしゃ、死ぬ気で暗記するぞ」と、二人でケータイの画面にかじりつき、短縮登録されたコーナーを探し当て、電話をかけてみました。すると…
やったーっ!! 名前の下に、番号が出てきた〜!!
が、しかし。喜んだのも、ほんの束の間…
うそーっ!! もう、番号がきえたやん〜!!
「よし、もう一度電話をかけて、番号を覚えなおすぞ!!」
「はいっ、お義父サマ!!」
RRR…パッ
「んあ〜っ、アカン、もう番号が消えてしもた〜!!
プチッ(←電話を切る音)

「よし、もう一度…」
「はいっ、お義父サマ!!」
…(繰り返し)
こんな事をしているうちに、突然、ケータイが鳴り出したではありませんか!!
「ひえ〜っ、しびれを切らしたお義母さまが、怒りの電話をしたに違いない!!」
ビビりながら電話に出ると、なんとヒロヤくんから。
お茶のこ達の執拗な「ワン切り電話」に、本人が電話してきてくれたのです!!
(しかもこの後、ヒロヤくん本人がお義母さまに電話してくれた…)
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