682. かーちん、目薬を差す(3)
またまた前回の続きです。
 
目薬が差せないことが発覚したかーちんに、正しい目薬の点し方を教えようとした お茶のこ。
 
んがしかし。いくら頑張っても、どーしても目薬が点せないかーちん。
 
そんな時、ネットで「文明の利器」を発見!
 
その名も「らくらく点眼」と言いまして…
「目薬の先がまつげに付くことなく、目薬が点せる」というスグレモノでございます!!
 
早速ネットで購入し、人口涙液と「らくらく点眼」を持って実家へゴー!
 
かーちんを寝転がせると、お茶のこは横から
「点眼器、もう少し右〜。少しだけ上に…ストップ! その位置キープ!」
と、UFOキャッチャーのように指示を出し、正確な位置に誘導いたしました。
 
そして、かーちんが目薬のボトルをキュッと押したらば…
 
なんと!
 
「今までの苦労はナンだったんだ〜!?」というくらい、すんなり成功したではありませんか!!
(「らくらく点眼」を開発した方、ありがとうございます〜!)
 
「よっしゃ〜っ! 正確な位置を覚えるため、もう一度やるナリよ!」
 
この成功体験を、かーちんの体に刷り込まねば…と思ったお茶のこが言うと、かーちんはのっそり起き上がり
 
「こんなもん自転車と同じで、一回出来たらあとは大丈夫や」
と、目薬の練習を打ち切ろうとするではありませんか。
 
「いやいやいや、、もう一度やった方がいナリよ!」
「めんどくさいし、もうエエわ」
「アカンて。点眼器を置く位置を忘れんよーに、もう一回するナリよ!」
 
しばらく押し問答が続きましたが、最後は根負けしたかーちん。
ぶつくさ言いつつも、後ろに寝ころび出しました
 
んが、しかし。その時、思いもよらない事が!
なんと…!!
 
そのまま後ろに寝ころべばいいのに…
ヘンな回転つけて、後ろに倒れたで〜!?
 
ボーリングのピンを倒すかのごとく、後ろにあったポットやら茶筒やらをなぎ倒していくかーちん。
 
それを見てお茶のこは
今度は、真後ろに倒れる練習をせねば…」

と思ったのでした…ガクッ!
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