681. かーちん、目薬を差す(2)
前回の続きです。
 
目薬が差せないことが発覚した、お茶のこの母・かーちん。
 
普段ならともかく、白内障の手術前後は一日4回も点眼せねばなりません!
 
「このままではヤバい…。かーちんが自分で点眼できるように教育せねば!」
 
そう思ったお茶のこは、
「本番はガンバって点眼するし、大丈夫や!」
と根拠のない「大丈夫!」を連発して逃げようとする かーちんを
 
「気合と根性で本番を乗り切れるのは、松岡修造さまくらいナリよ! (←多分)
フツーの人間は、気合と根性だけでは乗り越えられないナリ! 練習するしか道はないネンで!!」

 
…と説得し、目薬の特訓を始めました!
 
 
んが、しかし。
 
「げんこつ作ったら、『アッカンベー』の要領で下まぶたを少し下げて。
目薬を持った手は、げんこつの上にのせて。
そのまま目薬を落としたら、まつげに触れることなく点眼出来るナリよ〜」
 
とお茶のこが、実演しながら説明したにも関わらず…
 
わざわざ90度に手くび曲げて「げんこつ」を置かんでも、エエんちゃうのぉ〜っ!?
 
 
その後も「げんこつの置き方」を何度訂正しても、独創的(?)な置き方に戻ってしまう かーちん。
 
それで目薬が入ればまだしも、目薬は
「ワザと外しているのではなかろうか」
というくらい、入りません…。
 
「目薬の先がまつげに触れぬよう点眼する」どころか、一滴も眼球に入らぬ・この事態。
 
再び頭の中が真っ白になった お茶のこでございました…ガクッ!
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