418. 「一方通行」で大モメ
この間、お茶のこの実家で法事がございまして、その時に起こった話でございます。
ウチの実家はムチャクチャ狭いので、法事の食事は、いつも近くの料亭ですることになっております。
 
で、帰り際に親戚の皆様に「粗供養」をお配りするワケでございますが、これが大きなダンボール数箱分という、歩いて運ぶには大変な量でございますので、お義父さんに車で料亭まで運んでもらう事にいたしました。
 
ところが、です。
先にトコトコ歩いて料亭へ行き、店の女将さんに挨拶した後、
「もうそろそろお義父さん達が来るかな〜」
と、夏の直射日光を浴びながら、車の到着を待っていたワタクシ。

んが、しかし。
いっくら待っても、車の来る気配がございません
炎天下で、マックスに熱を帯びる喪服。
「早く来て…燃えるっちゅーねん…」
とお茶のこが哀願しているまさにその時、お義父さんの車の中では…
 
バックで走れば『一方通行』でも問題ない!
と言い張る義父を、ふたりが必死で
「それは、車の向きが『一定方向』なだけやん!」
と、説得していたそーな…。
Copyright (C) 2003-2008 mascara-fabrica All rights reserved