398. 猫舌の友人に…
友人達と、京都御所でピクニックをした時の話でございます。
その日はたまたま風がきつく、レジャーシートごとふっ飛びそうな勢いでございました。
 
「すごい風やな〜。これじゃあ、紙コップが一瞬で飛ぶで〜」
ティーパックをヒラヒラとなびかせて言う友人に、お茶のこは「待ってました!!」とばかりに、
「そう思ったし、ウチにある、ずっしり・大きめマグカップを持ってきたで〜」
と、差し出しました。
 
そして。
紙コップのフライ・アウェイを心配することなく、友人Yちゃんの入れてくれた紅茶を「生き返る〜。幸せや〜」とすすりました。
 
んが、しかし。
ふと、もうひとりの友人・Eちゃんを見ると、「寒さで顔色、ブルー入っとるやん!!」状態にも関わらず、ただ、カップを握り締めているではありませんか。
 
「どうしたんやろ〜???? なんで飲まへんのやろ〜?????」
と思っていると…
猫舌・Eちゃんに当たったのは、よりによって
「保温性マグカップ」だったのでした…。
(ごめんね、Eちゃん…)
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