374. 意味のない説得
この間妹から電話が掛かってきて、ビックリな事が発覚いたしました。
なんと、ウチの母親(通称かーちん)が、年末のジャンボ宝くじで「組と番号の前半が、一等賞と一緒」だったのです!!
 
下2ケタだけでもなっかなか合わへんのに、スゴイやん!! これはもう、近々当たるんちゃうの〜!? 家、買えるやん!!」
お茶のこがコーフンして話すと、
「そやろ!? 私もヨシ(弟)も、そー言ったんや〜。そしたら、かーちんがエッライ事を言い出すねん!!」
と、妹が言い出したではありませんか。
 
で、話を聞いてみると、なんとウチのかーちんは…
「安い」という理由だけで、荒れはて地(というか、最果て地)を買い取って、住むとな〜!?
 
『田舎暮らしに憧れている』とか『自家菜園をしたい』ならば、ワタクシ達も、反対はいたしません。
んが、しかし。『安い』っちゅーだけで、なんちゅートコロに住む気やねん…!!
 
「車の免許もないのに、どーやって生活していくつもりナリか〜!?」
「そーやろ!? 私もヨシも『あんな暮らしにくいトコロに、自ら行かんでもええやん。街で家を買ったらいいやん』って言ったんやんか〜。そやのに、全然ウチらの話を聞いてくれへんねん。ねえちん、かーちんを説得して〜!!
 
妹の切なる訴えに、
「これはもう、長女のワタクシが、ガンバって説得せねば!!」
と、受話器をにぎりしめながら、使命感に燃えまくったワタクシ。

 
んが、しかし…
 
冷静に考えたら…
説得するもなにも、肝心の
宝くじ、まだ当たっていないやん…。
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