349. 待ってたのは、どっち?
晩ご飯の支度が出来たので、声を掛けようと振り返ると、おめんさんがグッスリ眠っておりました
 
「ムッチャお腹すいてるケド、起こすのも可哀相やな〜。もうしばらく、このままにしといてあげよ〜」
 
お茶のこはおめんさんが目覚めるまで、お弁当の下準備をして待つことにいたしました。
 
んが、しかし。
一時間経っても、おめんさんは起きる気配がありません。お茶のこは「よ〜寝るな〜。よっぽど疲れているんやろな〜」と思っていたのですが、実はこの時、おめんさんは…
「ご飯出来たよ〜」の声を待ちわびつつ、じっと空腹に耐えていたのでした…。
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