102. ペリカン、敵に塩を送る
マスク用の特殊な布を、通信販売で購入したワタクシ達。
「あの布がないと、マスク作りに取りかかれないのよね〜。早くクロネコさん、来ないかな〜♪ 」
ソワソワ・ワクワクして宅急便やさんを待つこと、数日後。
 
「ピンポーン♪」
玄関のチャイムが鳴ると同時に、「こんにちわ〜、宅急便で〜す!」 と、明るく軽やかな声が!!
「わ〜い!! やっとクロネコさんが来たナリよ〜!!」
お茶のこは、「待ってました!!」 とばかりに、ドアを開けました。
が、しかし。
 
そこに いらっしゃったのは、クロネコではなく、ペリカンさん。残念ながら小包は、マスクの布ではありませんでした。
 
「ありゃりゃ。頼んでいた布じゃなかったわん…。今日は、もう来ないのかな…」
お茶のこは、荷物を受け取りながら、ちょっぴりガッカリ。
すると、ペリカンさんが、ポストを指差し、こう言われました。
 
なんと!!
知らないうちに、クロネコさんからの 「不在届」 が入っているではありませんか…!!
 
「きゃー、全然気付きませんでした〜。ありがとうございます〜!!」
ペリカンさんにお礼を言い、大慌てでクロネコさんに電話したワタクシ。お陰で、その日のうちに布をゲットすることが出来ました。
 
ペリカンさん。「敵に塩を送る」 …じゃないですけど、

ライバル会社の不在届けやのに、わざわざ教えてくださって、ありがとうございます〜!!
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