92. スリッパ、温めておきました!?
食事の用意をしようと、お茶のこが台所に入った時のこと。
「うう〜、寒い〜。フローリングは足が冷えるナリよ〜」
冷えは、女性の大敵でございます。お茶のこは、大急ぎで自分のスリッパを探しました。が、しかし。
なぜか、お茶のこのスリッパが片方、見当たりません。
 
「あれ〜? どこに行ったんやろ〜???」
と、暖房機の温かい風に吹かれ、ぐっすり寝ている愛犬テスを見て、びっくり。
 
なんと、お茶のこのスリッパを、枕がわりにしているではありませんか!!
(しかも、ヨダレまで垂らしとる…)
 
「足が冷える〜。ワタクシのスリッパを返してくり〜!!」
お茶のこが訴えると、さすが、我が家の愛犬!!
織田信長の草履を懐で温める木下籐吉郎のごとく、
 
「ご主人様、スリッパを頭で温めておきました〜!!」

 
…とは言わず、
「ガルルルルルル〜ッ」 と、牙をむいてきました…。(愛犬に威嚇されるお茶のこって、一体…)
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