80. ご先祖様さま、お許しを〜
結婚して、おめんさん一家に嫁いだお茶のこ。以来、仏壇のお供え・その他もろもろは、お茶のこが担当させていただいております。
で、この仏壇なんですが、下に引き出しが付いております。この引出し、なんとな〜く気になるものの、
「用事もないのに、勝手に開けちゃあ、悪いってゆーか、なんちゅーか…」
という事で、お茶のこの中では、長〜い間 「開かずの扉」 となっておりました。
 
そんなある日。
お線香をあげようとすると、仏壇のマッチ (←これが、今どき珍しい『徳用マッチ』!!) が空っぽ。
 
「おおっ!! 『マッチを探す』名目で、『開かずの扉』を堂々と(!?) 開けられるやんけ!!」
 
カラカラカラ…。
「うっ…」
言葉を失うお茶のこ。
 
ひ〜っ!!
荒れ果てとる〜!! 無法地帯やんけ〜っ
 
「み、見なきゃよかった…。これはもう、とっととライターだけ頂戴して、『二度と開かずの扉』にするしかない…」
 
んが、しかし…!!
 
なんで 「使えないライター」を、後生大事に保存しとるねん〜!?
 
大量のライターが発見されたにも関わらず、使えるライターがナッシング!!
「びえ〜ん、このままじゃ、線香に火をつけられないナリよ〜っ」
 
と、その時。片隅に、マッチ箱が転がっているのを発見!!
「やったー!! これで線香に火をつけられるナリよ〜」
 
が、しかし…!!

スナックのマッチで、線香をあげるワタクシ。
ご先祖さま、安らかに… な〜む〜。
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