67. 遠くに行きたい…の!? (その2)
自転車のサドル裏に潜伏していたカマキリをひっぺ返すと、お茶のこ達は、近所にある草むらの中へ返しました。
 
「達者でな〜。自然の中で、元気に暮らせよ〜」
 
そして、次の日の朝。
 
お茶のこ達が玄関を出ると、なんと、そこには…
ウソ〜!? 昨日のカマキリが、戻ってきた〜!!
 
仁王立ちする、カマキリ!!
鋭い眼光でワタクシ達を睨む、カマキリ!!
カマキリよ、なぜに草むらを抜け出して、コンクリート・ジャングルに戻ってきたのか…!?
 
「ひええっ、怖いよぉ〜」
恐怖のあまり、大急ぎで家に入り、鍵を閉めたお茶のこ。
数時間後。カマキリはコツゼンと消えていました。
 
が、しかし。
その時の恐怖は消えず、未だに自転車に乗るときにゃあ、サドルの裏を確認してしまうお茶のこでした…。
Copyright (C) 2003-2004 mascara-fabrica All rights reserved