35. たつ鳥、あとを濁さないで〜っ
やっとこさ、黒ゴマ大魔王が東京へ戻る日がやって参りました!!
が、ちょうどこの日は、おめんさんもお茶のこも、すんごく忙しい一日で、家に戻ってきたのが、夜の8時すぎでございました。
 
「ひええ、遅くなってしもた。急いでごはんの用意をせな〜」
 
お茶のこは、大急ぎでドアを開けました。すると!!
ドアを開けると、そこはワンダーランド。ごはんの用意どころか、まずは足の踏み場を作らねばならない状態ではありませんかっ!!
 
なんじゃ、こりゃ〜!!
悪魔…いや、義兄のやつ、部屋を散らかしまくって、どっかに行きよったやんけ〜!!
 
「まさか、アニサンもう東京に帰ったの!?
「アニキ、お金が無いから高速バスで帰るつもりやて。あれって、9時前に京都駅出発やから、まだ時間あるで〜」
「あっ、そーか。それに、カバンが置いてあるもんなー。いくらなんでも、手ぶらで東京に帰るって事は無いわな〜
 
…と、お茶のこ達が 「まだ、悪魔は京都にいる」 と結論を出した、ちょうどその時。突然、電話がRRR…と鳴り出しました。
 
なんと、それは悪魔…いえ、義兄からの電話ではありませんかっ!!
ひえ〜っ、このゴミ屋敷、どーしまんのん!?
「たつ鳥、あとを濁しまくり」やんけ〜っ!!
 
思考回路がぶっ飛び、しばしボーゼンとしたワタクシ達でございました…。
な〜む〜。
 
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